『もう限界…』
一生一緒と誓って結婚した相手のはずだったのに、
いつからか顔を見るのもツラい。
話すことなんてもってのほか。
結婚生活の中で、だれでも一度ぐらいは
こんな気持ちになったことありますよね?
私もその一人でした。
相手の気配を感じただけで悪寒が走るほどに
共同生活が地獄の日々でした。
そんな私が実際に離婚へ至った経緯と、
子供の気持ちや影響について書いていきたいと思います。
今すぐ離婚すべきか…
最初に離婚という言葉が頭をよぎったとき、何度も何度も考えました。
当時子供は5歳と1歳でした。
当時の旦那は仕事はまじめに行くけれど、
出会い系サイトを何度も使用し、
実際に会ったりもしていました。
休みの日も、突然仕事が入ったといい
出会い系で知り合った人と会っていることがわかり、
さすがに我慢の限界でした。
最初の子は17歳で妊娠し、18歳で出産。
もちろん子供が小さいこともあるし、
学もない私が一人で2人の子供の責任をとれるのか。
世間もろくに知らないし、親に反対されて結婚した手前、
簡単に実家に帰るなんてできないしと毎日悩んでいました。
もう少し、子供が成長するまでは離婚は待つべきなんじゃないかと
1年ぐらい悩んで悩んで心が擦り切れそうでした。
そんな時、ある言葉を子供に言われハッとしました。
『ママ、笑顔がとおくなったね~』
何気なく子供が発した言葉に胸がはちきれそうでした。
子供の前では気づかれないように、顔に出ないようにと気を張っていたけど、
それにばかり気を取られて、いつの間にか笑うことを忘れていました。
これをきっかけに、離婚を決意したのです。
どんなに大変なことがあっても、ママが毎日笑顔でいないと、
子供たちの顔も曇るんだと気づきました。
この時に、初めて旦那に向かって『離婚したい』と言葉にしました。
離婚することをどう子供に伝えるか
一番の難関に感じました。
夫婦仲がどんなに悪かろうと子供にはなんの責任もない。
子供にとってはどちらも親であることにかわりはないし、
親の都合で家族がバラバラになるなんて酷でしかない。
でも、遠回しに言うのではなく、なるべく簡単に子供に伝えようと思いました。
『ママね、パパと一緒にいると笑顔でいられなくなっちゃたの。
だから、お別れすることにしたの』と。
賛否両論あると思います。
でも、子供たちにはこの言葉が一番いいとその時の私は思ったのです。
突然、親からこんな言葉を聞いて子供はショックだろうな…
きっとビックリするよね。きっと悲しいよね。
もちろん、そんな気持ちもあったはずでしたが、
意外にも子供たちから返ってきた言葉は…
『そっか~。ママ、疲れちゃったんだね。』
『ママもパパも大好きだけど、みんがニコニコしてるほうが嬉しいな』
『ニコニコするためのバイバイなら大丈夫だよ!』
二人の言葉が私の心を温めてくれました。
ニコニコする為のお別れ…
私は旦那がイヤでイヤでそんな状況から逃げたいだけの思いでいっぱいでしたが、
どうしてこのまま離婚せずいるべきか、もしくは離婚するべきかを悩んでいたのか、
大事なことを忘れてしまっていました。
なんの為に離婚をするのか…
毎日の生活を楽しく子供たちと笑顔で過ごしたい!!
そう気づいた私は、心からの決意ができました。
参考記事:離婚後の養育費|子供の為の公正証書はどこで?作り方とは?
離婚を決めたその後
子供たちとの三人での生活の為に行動を始めました。
私の気持ちに同意してくれた旦那も、
なにが子供たちにとって大事なことかを話し合い、
離婚後の約束を決めました。
もちろん、離婚せずに夫婦仲を戻して
家族バラバラにならないように出来ればいいですが、
すでにそこへは戻れない私たちは、
できる限り子供たちの要望を受け入れようと約束しました。
保育園行事や学校行事への参加も旦那もかけつけ、
子供たちがパパに会いたいと言えば、
少しの時間でも会えるようにしました。
私自身、離婚した後は、気持ちも晴れ
旦那がいても子供たちと一緒に笑顔で過ごせるようになりました。
今は子供達も成長し、パパとの連絡も携帯で自由にとっています。
たまに子供達と、離婚当時の話をします。
子供達は幼いながらも、やっぱりママとパパはバイバイしてよかったねと言ってくれます。
あのままだったらきっと、もっとひどい事になってたよねと。
ママは毎日うるさいくらい笑ってるよ(笑)と娘によく言われます。
あの時決断していなかったら子供達との関係も
メチャクチャになっていたかもしれません。
参考記事:離婚して貧困生活!?知っておくべきもらえるお金と使える制度
まとめ
離婚することがすべての解決策ではありません。
でもどうしても離婚の決断をしなければならなくたった時、
子供への影響は多大なものに違いありません。
何が正解で何が不正解なのかは誰にもわからないでしょう。
でも、もしも離婚をするときは、子供へは正直に自分の言葉で
自分の気持ちを伝えることが大切だと思いました。
そして子供の気持ちと向き合うことも大切です。
大切な子供と自分の笑顔を守るために。